転勤売却

転勤で売却したい場合

転勤が決まると不動産をどうするかを決める必要が出てきます。単身赴任の場合はそのまま所有し続けますが、長期の転勤の場合は引っ越しをする必要があります。

その場合、売却をするか賃貸にするかのいずれかの判断をすることになります。親から相続している物件等でローン返済もない場合はそのまま空き家にしておくケースもあるでしょう。

しかし、売却か賃貸かのいずれかを選ばないといけない場合に判断基準があった方が良いです。

賃貸に出す最大のハードルは住宅ローン

自宅を賃貸に出す方法は簡単です。近隣で賃貸仲介をやっている駅前の不動産会社に頼んで賃貸の客付けと管理をしてもらうだけです。

たった、それだけで面倒な家賃回収やクレーム対応等も全て引き受けてくれます。結論はそれだけなのですが、その前に一つだけ最大の問題をクリアする必要があります。それは住宅ローンです。

住宅ローンの支払いが終わっていない家やマンションを賃貸に出す事は基本的には禁止されています。実際に勝手にやっている人はいますが、発覚したときにローン破綻を招きます。

一般的に住宅ローンはローン契約者とその家族の居住用に限定されたローンです。基本的に賃貸を目的とする物件には利用できないからです。

こういった不動産投資に使うローンは通常はアパートローンや不動産投資ローンといったもっと金利の高い別商品と契約をしておく必要があります。

住宅ローンの返済中にもかかわらず、家やマンションを貸し出すと、契約違反になるため一括返済を求められます。

ですが、銀行に投資目的ではなく転勤の期間だけと明確に理由を説明すれば、賃貸に出すことを認めてもらえるケースもあります。まずは住宅ローンを借り入れた金融機関に相談してみると良いです。

長期転勤で売却する場合も課題は住宅ローン

転勤の場合で会社から長期的な転勤を示唆された場合、例えば5年以上戻ってくることは難しいと判断した場合は売却も視野に入れた方が良いかもしれません。

なぜなら、仮に住宅ローンも残っていなくて賃貸に出した場合でも、室内の劣化は進むからです。5年後に戻ってきてきれいな状態で住めるとは限りません。

また、不動産の市況が流動的で今売っておいた方が、5年後に売るよりも高く売れる可能性の方が基本的には高いです。

まれに不動産市場が活況でバブル的に価格が上がる事がありますが、基本的には経年とともに建物の価値が下がるため、不動産の価格は年数が経つと下がります。

また、長期保有しておいて二重で住宅ローンと転居先が仮に賃貸の場合は賃料を払う事は経済的にも苦しくなります。

そのため、早く売っておいた方が得なケースもあります。ただし、住宅ローンの残債の問題が残ります。

築10年以内の場合、自宅の売却代金だけで、残っている住宅ローンを全て返済できるというケースは、実はあまり多くありません。

35年ローンを組んでいると残債と経年の資産価値の低減のバランスから、10年程度では売却しても住宅ローンが残ってしまう可能性があります。

そのため、どれくらいの期間保有していたかも事前に確認しておく必要があります。

結論どうすればいいのか？

転勤の種類によりある程度決めておくという方法があります。

例えば、転勤期間が決まっていて4年程度であれば「定期借家契約」にして賃貸で貸し出す方法が一番良いかもしれません。4年後には退去してくださいという前提で貸し出します。

ですが、期限が決まっておらず、ほぼ転勤先にずっといる可能性が高い転勤の場合は売却を検討した方がいいでしょう。

結局は会社との話し合いになってしまいますが、最近ではこういったハードな転勤は避ける傾向の企業が増えています。しっかりと交渉すれば期限に関する回答等はしてくれるケースも多いようです。

一般的な不動産売却において早期売却が難しい理由

仮に転勤で不動産を売るとして、通常の不動産の売却方法は一般の方を対象に行います。当然、不動産は高額なものですので、簡単に決める人は少ないです。

また、現在の中古不動産市場において特にマンションの場合はほとんどがリフォーム済のリノベーション済物件が主流になっています。

そのため、室内の状況がリフォームされていない状況で且つ居住中の物件はどうしても一般の方が購入をするケースが少なく、売却まで時間がかかるケースが多いです。

この時間がかかるというのが転勤の場合は最大の問題点になります。

不動産会社が買い取るのが一番早い

早期に売却をしたい場合は、不動産会社が買取をするのが一番早いです。最短で1ヶ月程度で決済（引渡し）まで進みます。

一般の不動産売却より価格は安くなる傾向にありますが、仲介手数料も不要なほか、瑕疵担保等からも解放されるため、後からのクレームに対応する必要もありません。

不要な手続き無く物件を手放したい場合にも負担が少ない手法です。

不動産会社買取と仲介の良い所取りを提案

可能であれば、複数の不動産会社に買取り査定をしてもらいつつ、一番高く買い取ってくれる所に売却したいと思いませんか？

そのようなご要望に応えるために不動産買取QAのサービスをご提案します。不動産買取QAでは不動産買取会社複数社から査定を取る事ができます。

早期に売却したいとはいえ、売主様が複数の不動産買取会社との打ち合わせや、交渉に立ち会うのは大変です。特に忙しい仕事の合間を縫って、担当者複数人と会わなければならないのは非常に負担が大きいです。

そこで不動産買取QAが窓口となり、初回内見は不動産買取QAのみが行います。その情報を基に査定額が一通りそろい契約する不動産買取会社を決めてから再度内見を行います。

不動産買取QAが間に入る事で、時間がかかりそうなイメージがありますが、そこは不動産会社間だけでの取引になるためスピードは非常に早く決まります。

また、質問対応もプロ同士が話した方がスムーズに進むためスピード売却を促進する事にもつながります。そして、何より不動産買取QAが間に入る事で仲介手数料を売主様から頂く事はありません。売主様仲介手数料無料にてご利用できるのが最大のポイントです。